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腸ウィルス71型で1人死亡、大流行の恐れも


ニュース 社会 作成日:2008年3月28日_記事番号:T00006421

腸ウィルス71型で1人死亡、大流行の恐れも

 
 行政院衛生署疾病管制局(疾管局)によると、今年1月から腸ウィルス感染症により重症患者が、死亡1人、入院2人を含む計21人発生していることが確認されている。台湾南部および東部の医師から提供を受けたウイルスを調べた結果、エンテロウィルス71型の変異種であることが分かっている。同ウィルスは昨年末、東南アジアから侵入したとみられるが、感染しやすい3歳以下の乳幼児の90%が抗体を持っていないため、同局では「腸ウイルスによる感染症が一気に広がる可能性がある」として、よく手洗いをするなどの予防が呼び掛けている。28日付自由時報などが報じた。

 エンテロウィルス71型は直接感染やふん便により伝染し、感染しても顕著な症状は出ないことが多いが、病管制局の林頂副局長によると、71型はエンテロウィルスの中でも最も、重症、死亡を引き起こす確率が高いタイプだという。台湾では1998年に流行し、死者78人が出ている。