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新北市の水産物卸売業者、使用期限改ざん


ニュース 農林水産 作成日:2016年5月18日_記事番号:T00064210

新北市の水産物卸売業者、使用期限改ざん

 水産物卸売業者、漁洋国際(新北市蘆洲区)が従業員に商品の使用期限の改ざんを指示していた疑いが強まり、新北市政府衛生局と検察当局は17日、工場などを一斉捜索し、ホタテ貝、冷凍エビなど33種類の商品250キログラムを押収。検察は同社の経営者や会計担当者を取り調べた。18日付聯合報が伝えた。

/date/2016/05/18/14seafood_2.jpg問題商品を押収する新北市衛生局の職員。同社から商品を購入した業者に対し、自主的な撤去を呼び掛けた(18日=中央社)

 使用期限の改ざんは、同社の従業員による告発で明るみに出た。調べによると、同社は包装に印字された使用期限を油で消し去り、新たに1年先の日時を印字し直す不正を行っていた。

 経営者は「2年前に商品の返品で損失が出たため、使用期限を改ざんして販売した」などと容疑の一部を認めているが、検察は同社が流通業者から期限切れ食品を買い取り、再包装して販売していた疑いもあるとみて追及している。

 漁洋国際は有力な水産物卸売業者で、これまでに福華大飯店(ハワード・ホテルズ・リゾーツ・スイーツ)など北部の有名ホテルにも納入実績があった。