ニュース
政治
作成日：2008年3月28日_記事番号：T00006423
馬次期総統、李前総統と会談
馬英九次期総統と蕭万長次期副総統は27日夕、李登輝前総統の自宅を訪ね、１時間40分にわたり会談した。李前総統は馬次期総統らに再三クリーンな政権運営を求めたという。李前総統は総統選で馬氏ではなく、民進党の謝長廷氏を公式に支持していた。
中央社電によると、馬次期総統は会談後に記者団に対し、「李前総統からにクリーンな政府の実現を再三求められたことが印象深かった」と述べた。また、李前総統は新政権の対日関係発展に協力していく考えを示したという。会談は予定の１時間を大幅にオーバーした。
一方、国民党系メディアの中央日報（電子版）によると、馬次期総統は李前総統が産経新聞とのインタビューで、「（馬次期総統が）中台統一に持ち込むことはない」などと述べたことについて、「とても興味深いことだ」と感想を語った。
馬次期総統と李前総統の関係は2000年の総統選で国民党が政権を失って以降冷え込んでいた。両者が本格的に会談するのは８年ぶりとなる。
