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山形県と高雄市、友好協力の覚書締結


ニュース 社会 作成日:2016年5月19日_記事番号:T00064241

山形県と高雄市、友好協力の覚書締結

 吉村美栄子山形県知事は18日高雄市を訪れ、山形県と高雄市の友好協力覚書を締結した。双方は今後、農業、文化、経済などの分野で交流の強化を図る。19日付自由時報などが報じた。

/date/2016/05/19/18takao_2.jpg18日は吉村知事(右)の誕生日で、陳市長(左)がケーキをプレゼントした(高雄市政府新聞より)

 陳市長は、山形県は台湾では「おしん」のゆかりの地として知られており、台湾でヒットした映画「おくりびと」の舞台ともなったことで、同地を訪れる外国人観光客の半数が台湾人だと説明した。また、高雄市には194社の日系企業が進出して投資額は323億台湾元(約1,100億円)に上っており、高雄市の日月光半導体製造(ASE)も山形県高畠町に進出していると双方の経済面での結び付きに触れつつ、将来は高雄市の果物などの農産物を山形県に輸出したいと語った。

 一方、吉村県知事は、さくらんぼやブランド米の「つや姫」、日本酒などの県産品を紹介して、物産品が高雄市で人気を呼ぶことへの期待感を示した。

 陳市長はまた、2014年7月に高雄市で発生した大規爆発事故や、今年の2月の台湾南部地震、4月の熊本地震で高雄市と日本の多くの都市が協力したこと、また、高雄市の熊本地震専用義援金口座に3,900万元以上の募金が集まったことを挙げて、高雄市と日本の深い結び付きを説明した。