ニュース 電子 作成日:2016年5月20日_記事番号:T00064256
金属筐体最大手の可成科技(キャッチャー・テクノロジー)の洪水樹董事長は19日の株主総会で、初めて腕時計型ウエアラブル(装着型)端末のサプライチェーン入りを果たしたと明かした。ステンレス工法を採用し、第3四半期に製品が発表される予定だという。20日付蘋果日報などが報じた。
洪董事長は、今年の売上高は横ばいか小幅成長が目標と話した(19日=中央社)
顧客は米国企業かとの質問に対し、洪董事長は「皆が想像している企業ではない」と述べた。洪董事長は昨年の株主総会で、アップルウオッチを身に付けていた。業界関係者の間では、ガーミンからの受注とみられている。ガーミンは最近、腕時計型ウエアラブル端末を発表した。昨年のウエアラブル端末の出荷台数は330万台、世界5位だった。
洪董事長は、ウエアラブル端末は一定の販売量があり、金属筐体も多いが、売上高ではスマートフォンの貢献が大きいと述べた。スマホは既存顧客以外に中国ブランドとも接触しているが、長期的な提携関係を続けられるか慎重に見極めていると話した。
洪董事長は、6月から携帯電話やノートパソコンなど顧客の新製品発売が相次ぎ、同社の下半期の成長をけん引すると予測した。
iPhoneが採用すると観測されている3D曲面形状のガラス筐体について、洪董事長は、技術的に来年も間に合わないと語った。
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