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高鉄の資金不足問題、交通部が認める


ニュース 運輸 作成日:2008年3月28日_記事番号:T00006426

高鉄の資金不足問題、交通部が認める

 
 台湾高速鉄路(高鉄)の財務状況について、交通部の何煖軒常務次長が27日、「運賃収入だけに頼るなら、今後損益分岐点に到達することはない」と語り、論議となっている。28日付工商時報が報じた。

 交通部と高鉄の契約では、毎年、税引前利益の10%を政府に支払うことになっている。これまでの5年で20億台湾元(約66億円)を支払っていなければならない計算だが、何常務次長によると、「一銭も払っていない」という。

 高鉄の2月の売上高は17億3,000万元で、一方営業コスト7億元や利息などを含めた費用は21億元に上り、3億7,000万元の赤字だ。月3~4億元とすると、1年で40~50億元の赤字の計算となる。

 これに対し、高鉄の殷琪和董事長は、「でたらめだ」と語り、賈先德同社スポークスマンは、毎月売上高を公表しており、資金不足の事実はないとしたが、毎月のコストや費用については明らかにしなかった。