ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ポリエステル化繊メーカー、Q2粗利益上昇へ


ニュース その他製造 作成日:2008年3月28日_記事番号:T00006428

ポリエステル化繊メーカー、Q2粗利益上昇へ

 
 ポリエステル化繊原料の高純度テレフタル酸(PTA)価格が昨年から25%以上値上がりしていることや、エチレングリコール(EG)世界最大手、サウジアラビア・サビック社で工場の事故からの回復が遅れていることから、ポリエステル加工糸が4月は1キログラム当り3台湾元(約10円)値上がりしている。証券会社では、ポリエステル繊維、加工糸などで景気が上昇し、台南紡織、聯発紡織繊維など域内主要メーカーの第2四半期の粗利益が成長すると予測している。28日付工商時報が報じた。

 1月の市場におけるポリエステル製品在庫量は、過去1年間で最低の5.4万トンしかなく、聯発紡繊の葉清沢董事長は、「今年同業界は1月以外はすべてハイシーズンとなる」と語った。

 業界関係者によると、ポリエステル加工糸産業は昨年、10年来の不況から抜け出し、今年は安定した成長が望めるとみて各社とも需要に応えるため生産能力を増やしている。聯発紡繊では中国杭州工場に2,500万トンの生産ライン設置し、台南紡織もベトナム工場で生産能力を10万スピンドル拡充するとしており、両社とも今年は売上高が少なくとも前年比15%以上成長するとみられる。