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製造業者の景気見通し、「悪化」が大幅減=台経院


ニュース その他製造 作成日:2008年3月28日_記事番号:T00006429

製造業者の景気見通し、「悪化」が大幅減=台経院

 
 台湾経済研究院が27日発表した3月の景気動向調査月報によると、今後半年の景気を悲観する製造業者が1月の25.1%から2月には14.2%へと大幅に減少した。また、楽観する製造業者も38.8%から33.6%へと減少したが、変わらないとの回答は36.1%から52.2%に増え、全体として景気は底堅いとの見方が広がっていることが分かった。

 また、2月の業況と今後半年の景気見通しを数値化した2月の製造業営業気候観測指数は102.56ポイントで、1月より2.49ポイント低下した。春節(旧正月)連休で操業日数が少なかった季節要因に加え、一部業者には台湾元相場の上昇が重荷となった。

 一方、サービス業は春節前後の販促活動で消費意欲が高まったことで、景気見通しも好転し、2月のサービス業営業気候観測指数は、1月に比べ1.88ポイント上昇し116.00ポイントとなった。

 同研究院の洪徳生院長は「総統選後に与野党は経済のファンダメンタルズに注目し、国家の将来的な発展に関する議題を重視してほしい。台湾の景気には発展空間があると信じている」と述べた。