ニュース 金融 作成日:2016年5月24日_記事番号:T00064309
蔡英文新政権で金融監督管理委員会(金管会)の主任委員に就任した丁克華氏は23日、生命保険業界に対し、海外ではなく台湾で投資を行い、台湾の経済成長を支援するよう呼び掛けた。24日付工商時報が伝えた。
丁主任委員は「台湾では20兆台湾元(約67兆円)に上る生保会社の資金の52~53%が海外の債券や金融商品に投資されており、台湾の経済成長や消費に少しの役にも立たない」と指摘した上で、「生保会社は増資で得た資金を海外に送金せず、台湾で投資してもらいたい」と訴えた。
丁主任委員は特に、台湾株への投資はボラティリティーが高いため、上場投資信託(ETF)に投資することを生保業界に提言。保険事業発展中心(保発中心)に既にETFのリスク係数を引き下げるよう検討を指示したことを明らかにした。
丁主任委員はさらに、産業発展に向け、銀行の純利益の一定部分をベンチャー投資ファンドに拠出してもらい、新興企業を育成に充てる案について、金管会銀行局に検討を求めたことも明らかにした。
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