ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台塑石化、石油価格の凍結解除を慎重検討


ニュース 石油・化学 作成日:2008年3月28日_記事番号:T00006431

台塑石化、石油価格の凍結解除を慎重検討

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は27日、総統選を控え昨年11月からガソリンなどの小売価格が凍結されたことで損失が拡大していることについて、4月に凍結を解除するかどうかを内部で慎重に検討しているが、結論は出ていないことを明らかにした。鉅亨網が同日伝えた。

 同社広報担当者は「国内販売は1月中旬から損失状態に陥っている」と指摘。その上で、「政府は市民生活と全体的物価水準を考慮して価格凍結を決めたが、台塑石化は民間企業であり、株主に説明責任がある」と述べた。

 台塑石化の王文潮董事長は先ごろ、「利益が出なくても構わないが、損失を出すわけにはいかない」と発言し、4月にも独自判断でガソリンなどの価格凍結を解除することもあり得ることを示唆していた。