ニュース 政治 作成日:2016年5月24日_記事番号:T00064315
世界保健機関(WHO)の年次総会に当たる世界保健総会(WHA)が23日、スイス・ジュネーブで開幕し、台湾からは林奏延衛生福利部長が出席した。開催に先立ち、WHO事務局が台湾側に送った招待状には、「一つの中国の原則」という語彙(ごい)が含まれており、台湾側が抗議した経緯がある。背景には中国側の圧力があったとみられるが、会場で中国代表団との接触はなかった。24日付自由時報が報じた。
林部長(中)は23日会場入りした。WHAは蔡総統就任後初の国際会議となる(23日=中央社)
林部長はWHOの陳馮富珍(マーガレット・チャン)事務局長に直接抗議するか否かについて言及を避けた。林部長は総会の出席者リストでは「部長(大臣)」という正式な肩書きで呼称されている。一方、中国代表団は台湾メディアの取材を拒否した。
林部長は中国側からさらに圧力を受けるかどうかは観察が必要だとした上で、「圧力を受けることを特に心配はしていない」と述べた。
林部長は25日に演説を行い、台湾の全民健康保険について紹介を行うほか、WHOによる援助計画に呼応していく姿勢を表明する。また、日米の出席者との会談も予定している。
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