ニュース 社会 作成日:2016年5月24日_記事番号:T00064317
コンビニエンスストアのセブン-イレブンと言えば、赤、オレンジ、緑と白を基調としたカラーリングの店舗がすぐに思い浮かぶが、台湾では最近、従来とは大きく異る特色あふれるデザインを取り入れた店舗が相次いで登場しており、中には観光スポット化しているところもあるようだ。
台南市永康区に住むある女性は少し前、近所に店舗物件の内装工事が行われているところを見かけた。外壁が可愛らしいミントグリーンに塗られていたことから、カフェができるのだろうと考えていたが、1カ月ほど過ぎたある日、再びその前を通ると、店先になんとセブン-イレブンの看板が掛けられていた。
この店舗は外壁がミントグリーンの下地に花びらの模様を施したデザインとなっているほか、店内のカウンターやおでん鍋が置かれた台は宝飾品ブランド、ティファニーのブランドカラーとして知られる「ティファニーブルー」で統一され、コンビニとは思えない、おしゃれ感を醸し出している。
同店は26日が正式オープンで現在は試験営業中だが、既に多くの観光客が記念撮影に訪れている。また毎日、コーヒーを買いに通っているという女子学生は「店に入ると楽しい気持ちになるし、おでんも他の店舗よりおいしそう」とすっかり魅了されている。
このほか変わったデザインを採用しているセブン-イレブン店舗としては、リアルな本棚をプリントした壁紙に落ち着きのあるテーブルやイスを配置した「図書館風」の台南市の富裕店、壁にトランプの兵隊やハートの女王、時計ウサギなどのキャラクターが並ぶ「不思議の国」風の新北市の明日城店、魚や貝殻のオブジェや青空、砂浜の写真を飾った「南国風」の苗栗県龍鳳店などが挙げられる。
さらに高雄市三多商圏の店舗では毎週金曜日の夜になると歌手を招いて2時間ほど店内ライブを開催しており、多くの客が足を止めて歌に聞き入っているそうだ。また変わったところでは、桃園国際空港にほど近い位置にある桃園市の民新店は着陸する飛行機が店舗の上、すれすれを通る迫力の光景が見られるとして有名になっている。
セブン-イレブンを運営する統一超商(プレジデント・チェーンストア)によると、こうした個性的な店舗は全土に200店ほど存在するそうで、現地の文化や名所などに合わせた地元ならではの特色ある経営戦略を採用しているという。
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