ニュース 電子 作成日:2016年5月25日_記事番号:T00064322
市場調査会社、ウィッツビューの統計によると、群創光電(イノラックス)の4月テレビ用液晶パネル出荷枚数は前月比6.8%増の347万2,000枚で3位だった。上位6社で唯一プラス成長を遂げた。経済日報が報じた。
イノラックスは、2月に起きた台湾南部地震で損傷を受けた生産ラインは回復したが、余震の影響で歩留まり率が上がらず、4月出荷枚数の伸びは予想より小さかった。ただ、4Kテレビ用パネルの出荷枚数が前月比7割以上増え、昨年のピーク70万枚に迫った。生産ラインは地震前の状態に回復しており、5月から出荷枚数は増加する見込みだ。
一方、世界の4月テレビ用液晶パネル出荷枚数は2,082万枚で、前月比7.2%減、前年同月比5%減だった。中国の労働節(5月1日)連休に向けた在庫積み増しが3月に始まり、4月のテレビ用パネル需要が減少したためだ。
首位はLGディスプレイ(LGD)で前月比8%減の439万7,000枚、2位は京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)で20.4%減の363万枚だった。
友達光電(AUO)は前月比6.9%減の233万4,000枚で、6位だった。43、50、55インチの需要が依然強かったが、生産能力が追い付かなかった。
ウィッツビューは、世界の5月テレビ用液晶パネル出荷枚数は2~3%増と予測した。43インチ以下は供給がひっ迫し、ブランドが調達を急ぐ。48~50インチは価格下落後、需給が安定し、ブランドの調達意欲が向上。55インチは値上げが予想され、65インチは台湾と韓国メーカーの主戦場となりそうだ。
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