ニュース 社会 作成日:2016年5月25日_記事番号:T00064341
自宅療養のために仮釈放されている陳水扁元総統は、自身が設立したケタガラン基金会が6月4日に募金目的で開く食事会に出席する意向を固めたもようだ。25日付蘋果日報が同基金会幹部の話として伝えた。
陳元総統は、蔡英文政権の発足に伴う赦免実施を期待しているとされ、今回の動きは赦免問題をめぐる新政権の出方を観察する狙いもあるとみられている。
陳元総統は蔡英文総統の就任記念式典に招待されたが、出席を見送った。「自宅療養」という仮釈放目的からして理解が得られないと判断したとみられる。
邱太三法務部長は、食事会への出席について、「台中監獄(刑務所)が申請を受理した場合、所定の手続きに沿って処理する」と説明した。ただ、台中監獄は「まだ申請を受理していないため、夕食会と療養目的の仮釈放との関連性は判断できない」としている。
同基金会は刑務所側への申請なしで食事会に出席する可能性も示唆しているが、邱法務部長は「申請を行わなければ、療養目的の仮釈放の制約や規範に違反するため、台中監獄が規定に従って処理することになる」と警告した。このため、陳元総統が出席を強行すれば、仮釈放が取り消される事態も考えられる。
関連法令によれば、病気療養目的で仮釈放された受刑者は、医療と関係ない活動に従事することはできない。
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