ニュース 電子 作成日:2016年5月26日_記事番号:T00064354
産業用コンピューター大手、研華科技(アドバンテック)の劉克振董事長は25日、台湾北部で超長距離・超低消費電力のネットワーク規格「LoRa」による基地局網整備に関連し、鴻海精密工業傘下の通信キャリア、亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)の呂芳銘董事長から共同参入の打診を受けたことを明らかにした。26日付経済日報が報じた。
LoRa規格はモノのインターネット(IoT)の普及に対応した通信技術で、農業、環境保護、河川管理など幅広い分野への応用が期待されている。劉董事長によると、亜太電信は台北市、新北市、基隆市でLoRa規格の基地局500カ所の整備を計画している。
劉董事長は「IoTの普及が進まないのは、末端設備がワイヤレスで結ばれていないためだが、LoRa規格は低コストが特徴で、早期に商用化でき、IoTの普及を加速できる」と指摘した。
アドバンテックはLoRa規格のモジュール、センサー、情報収集・管理ソフトウエアなどの提供を見込んでいる。劉董事長は2020~25年がIoTの爆発的普及期になると予測した。
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