ニュース 石油・化学 作成日:2016年5月26日_記事番号:T00064358
台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社の株主総会報告書によると、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は今年、▽スチレンモノマー(SM)▽高純度テレフタル酸(PTA)▽高純度イソフタル酸(PIA)▽ポリスチレン(PS)▽ポリプロピレン(PP)▽炭酸プロピレン(PC)▽ABS樹脂──の主要7製品で1~7%の出荷増を目標にしている。このうちPTAが7%、ABS樹脂が6%と、高い成長目標となっている。26日付蘋果日報が報じた。
台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)は、原油価格の低下を受けて、今年のガソリン販売量目標は前年比4%増の591万3,000トン、軽油は2%増の1,105万1,000トンとした。2大石化製品事業のエチレンは30万8,000トン、プロピレンは242万7,000トンを見込む。
中国市場の減速に伴い、4社いずれも他の海外市場の開拓を進める計画だ。台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)は、ドイツ、トルコ、インドなどでサービス拠点を拡大する。台塑化は石化製品の輸出事業で、マレーシア、フィリピン市場でシェアを固めるほか、オーストラリア、ニュージーランドなどで販路を拡大する構えだ。台化は、東南アジアや中東で汎用樹脂やPIAの販売を強化する。
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