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9年後の脱原発、「議論の余地なし」=李経済部長


ニュース 公益 作成日:2016年5月26日_記事番号:T00064364

9年後の脱原発、「議論の余地なし」=李経済部長

 李世光経済部長は25日、民進党政権の公約である脱原発について、「2025年に実現させることに議論の余地はない」と述べ、取り組みに力を入れる考えを示した。第1、第2、第3原子力発電所の稼働年限を延長せず、建設が凍結されている台湾電力(台電、TPC)の第4原発(新北市貢寮区)は、稼働を見送る意向だ。26日付聯合報が報じた。

 第4原発については、引き続き凍結のための予算を計上するのかとの質問に対し、「現在、他の用途への転換や土地利用も含めて、詳細な分析を行っている」と答えた。

 脱原発を推進すれば電力不足に陥るとの指摘に対しては、「まだ9年間の時間があり、全力で取り組めばそうした事態を避けられるかもしれない」と語った。

 代替エネルギーの確保では、天然ガスによる発電を拡大すべく第3天然ガスステーションの建設を加速し、また、25年に再生エネルギーによる発電比率を20%に高める目標も示した。