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19年スマホパネル市場、OLEDが液晶を逆転へ=IHS【表】


ニュース 電子 作成日:2016年5月27日_記事番号:T00064373

19年スマホパネル市場、OLEDが液晶を逆転へ=IHS【表】

 市場調査会社、IHSテクノロジーは、2019年にスマートフォン用有機EL(OLED)パネルの市場規模が195億米ドルとなり、液晶パネルの190億米ドルを上回ると予測した。15年の市場規模はOLEDが106億米ドル、液晶パネルは208億米ドルだった。27日付経済日報が報じた。

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 IHSテクノロジーは、OLEDパネルの19年出荷枚数は6億3,000万枚で15年の2.5倍となり、液晶パネルは13億4,000万枚で3.9%増にとどまると予想した。

 外電によると、17年にもアップルがiPhoneをOLEDパネルに切り替えると予想されている。

 鴻海精密工業が買収するシャープは、亀山工場(三重県)にOLEDの研究開発(R&D)と試作、量産を行う生産ラインを設置する。18年には量産を開始し、19年にスマホ用5.5インチOLEDパネルを9,000万枚生産し、売上高2,600億円を目指す。

 鴻海傘下の群創光電(イノラックス)は、現在OLEDパネルは研究開発段階で、主にIGZO(酸化物半導体、イグゾー)技術をバックプレーンに採用する可能性がある。

 友達光電(AUO)は現在、ウエアラブル(装着型)端末とバーチャルリアリティー(VR)端末向けのアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルが中心で、スマホ用OLEDパネルの生産は少ない。

 スマホ用OLEDパネルは現在、サムスン電子が市場シェア99%を占めている。サムスンは第6世代のフレキシブルOLEDパネル月産能力1万5,000枚を、来年末までに10万5,000枚まで拡大する計画だ。