資訊工業策進会（資策会）産業情報研究所（ＭＩＣ）の統計によると、2016年の台湾情報サービス市場の市場規模は1,646億台湾元（約5,560億円）で、19年には1,815億元、年間複合成長率（ＣＡＧＲ）4.1％まで成長すると予測。中でもクラウドコンピューティング関連サービスの成長が最も著しく、市場規模は今年予測される136億3,900万元から19年には176億7,800万元に拡大し、その間の年間複合成長率は8.8％に上る見通しだ。27日付工商時報が報じた。
なおＭＩＣの李震華シニアアナリストはクラウドサービス市場の拡大が、既に従来型アプリケーション市場を侵食し始めていると指摘している。また、企業の事業転換やインダストリー4.0（第４次産業革命）の推進が、今後はシステム・インテグレーション（ＳＩ）市場の成長を促すとの見方を示した。
ＭＩＣは台湾ソフトウエア市場規模について今年は744億元で、19年には836億元まで成長すると予測（年間複合成長率4.3％）。うち組み込みソフトウエアとモバイル端末など一般向けアプリケーション分野の成長が最も著しいとみられる。
