ニュース 食品 作成日:2016年5月27日_記事番号:T00064383
衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は26日、市販のオートミールを対象に残留農薬を検査した結果、サンプル36点のうち28%に当たる10点が不合格になったことを明らかにした。27日付蘋果日報が報じた。
TFDAの王徳原・北区管理中心副主任によると、市販のオートミールに対する残留農薬検査の実施は今回初めて行われた(26日=中央社)
検出された農薬は除草剤として使用されるグリホサート(商品名・ラウンドアップ)。グリホサートは台湾では検出が認められていない。不合格となった商品は店頭からの撤去と回収が命じられ、26日午前10時までに計62トンが回収された。
不合格となった商品には、大手量販店が米国から輸入した有名ブランド「クエーカー」の商品も含まれている。
グリホサートは世界保健機関(WHO)が定める第2級発がん物質だが、毒性は低く、台湾では水稲などに使用が認められている。ただ、オートミールの原料となるえん麦は台湾で栽培されておらず、えん麦に関しては残留農薬許容量がゼロとなっている。
今回の検査でのグリホサートの検出量は0.1~1.8ppmで、諸外国の許容値(米国30ppm、日本20ppm)を下回っている。市販のクエーカー商品のうち、台湾の代理店が販売しているものは、オーストラリア産原料で台湾で生産されているが、今回不合格となったのは、流通業者が米国から直輸入したものだった。
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