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5月消費者信頼感指数、過去2年で最低【図】


ニュース その他分野 作成日:2016年5月30日_記事番号:T00064414

5月消費者信頼感指数、過去2年で最低【図】

 中央大学台湾経済発展研究中心(台経中心)が27日発表した5月の消費者信頼感指数(CCI)は、前月比0.55ポイント下落の79.82ポイントと、2014年1月以降で初めて80ポイントを割り込んだ。同指数を構成する6項目全ての指標が下落した。28日付工商時報が報じた。

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 下落幅が最大だったのは「今後半年間の物価水準」で、前月比1.55ポイント下落の56.65ポイントとなった。次いで、「今後半年間の就業機会」が0.75ポイント下落し112.55ポイントとなった。輸出不振や企業が雇用に消極的なことが影響した。ただ、楽観と悲観の分岐点となる100ポイント以上で、6項目で唯一「楽観」だった。

 続いて、▽「今後半年間の株式投資機会」、67.7ポイント(前月比0.7ポイント下落)▽「今後半年間の家庭経済」、78.85ポイント(0.1ポイント下落)▽「今後半年間の台湾景気」、73.05ポイント(0.1ポイント下落)▽「今後半年間の耐久消費財購入機会」、90.1ポイント(0.1ポイント下落)──だった。

 台経中心の呉大任主任は、20日の蔡英文総統就任演説で両岸(中台)関係などの方向性が見えず、消費者の不安感が調査結果に反映したと説明した。新政府の政策が明確になれば、7月にもCCIが上昇に転じる可能性があるとした。