ニュース 社会 作成日:2016年5月30日_記事番号:T00064419
陳菊高雄市長は28日、過去に先住民の手から強引に国有地化された「原住民保留地」を返還するため、「権利回復状」(権利証)を交付した。対象は同市桃源区、那瑪夏区、茂林区にある約100ヘクタールの土地で、60世帯に返還された。28日付聯合報が伝えた。
返還された土地の大部分は農地で、所有者は耕作や売買ができる。ただし、原住民の土地を守るため、原住民以外への土地の売買は禁止となる(28日=中央社)
蔡英文政権は、先住民の伝統領域の回復に取り組む姿勢を見せており、陳市長は「セレモニーで権利回復状を交付したのは、蔡総統の約束をアピールする狙いがある」と述べた。高雄市は権利回復状を受け取っていない先住民に対し、証明書類を提出し、権利を回復するよう呼び掛けている。
しかし、原住民族委員会(原民会)は「大半の土地は(接収時期が)日本統治時代にまでさかのぼり、登記資料に記録がなく、手続きに困難を伴うケースも多い」と説明した。
一方、先住民による伝統的な銃の使用を取り締まるべきかどうか議論がある中、内政部は先住民が漁労を目的に使用する自家製の水中銃について、所持条件を緩和するため、法改正を進める方針を固めた。
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