ニュース 電子 作成日:2016年5月31日_記事番号:T00064425
発光ダイオード(LED)最大手、晶元光電(エピスター)の張世賢副総経理は30日、LEDチップ価格を引き上げると述べた。一部の値上げ幅は約15%になる。青色LEDは供給過剰が続いているものの、先頭を切って値上げに踏み切った格好だ。31日付経済日報が報じた。
張広報担当は、値上げについてこれまでの価格は低過ぎたため、コストを反映するためで、大部分の顧客の同意が得られたと話した。同社は5月上旬に顧客に価格調整を通知し、原料価格や人件費の上昇から徐々に値上げすると説明していた。
エピスターの中国販売子会社、晶元宝晨光電(深圳)は、コストを反映した価格調整で、顧客の反応は悪くなく、影響はないと説明した。
川下メーカーは、エピスターの大株主だったLEDパッケージング(封止)大手の億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)や光学関連製品大手の光宝科技(ライトン・テクノロジー)が出資比率を引き下げており、今後エピスターは価格決定の独立性が高まると予測した。
エピスターは第1四半期の営業損失が14億3,700万台湾元(約49億円)と、前期より減少した。証券会社は、値上げにより、第2四半期に黒字転換する可能性があると予測した。
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