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広達電脳、2つの自社ブランド展開へ


ニュース 電子 作成日:2008年3月28日_記事番号:T00006443

広達電脳、2つの自社ブランド展開へ

 
 ノートパソコンの受託生産大手、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)は、米マイクロソフトと企業向けインターネット電話機器を共同開発し、「シスパイン」という自社ブランドで、北米の通信機器販売大手コール・マネジメント・プロダクツを通じ北米市場に出荷する。また、産業用コンピューター大手の独コントロン・グループとも、共同で独自ブランド「クオントロン」の普及を進める。28日付経済日報が伝えた。

 広達電脳はインターネット電話と産業用コンピューターは、既存の受託生産顧客と利害関係がないと判断し、自社ブランドの本格展開を決めた。同社はノートパソコンの受託生産が売上高の85%を占めるが、粗利益率は徐々に低下しており、経営の多角化を迫られていた。今年はノートパソコン以外の売り上げが全体の25%を占めると見込んでいる。

 独コントロン・グループとの提携では、同社の台湾子会社の控創科技に広達が21%を出資した。ブランド名は双方の英語名の頭文字の合成語。

 広達は過去に米国市場向けパソコンとGSM方式の携帯電話端末で自社ブランドを投入したことがあるが、いずれも撤退している。