ニュース 電子 作成日:2016年6月1日_記事番号:T00064451
鴻海科技集団(フォックスコン)によるシャープ買収のための3,888億円の出資が31日、経済部投資審議委員会(投審会)に認可された。張銘斌投審会執行秘書は、出資額を妥当と判断したと認可理由を説明した。1日付工商時報などが伝えた。
鴻海集団は今回の認可を受けてシャープ側に送金を行う。シャープは23日に株主総会を開催して、鴻海より計63.64%の出資を受けたことや、戴正呉・鴻海副総裁が社長に就任する人事案などの承認を受ける。鴻海は送金関連資料などを投審会に送付して確認を受ける。
鴻海によるシャープへの出資額は米ドル換算で35億900万米ドル規模。台湾企業による海外投資額としては過去4番目に大きい。投審会の統計によると、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)がかつて、英領バージン諸島の金融持ち株会社に関連し、計60億米ドルの投資を行ったのが最大だった。次いで中国鋼鉄(CSC)と台塑集団(台湾プラスチックグループ)による合弁ベトナム製鉄工場への投資38億2,900万米ドル、聯発科技(メディアテック)のシンガポールの子会社への投資37億7,800万米ドルと続く。
投審会の同日の審査では、米マイクロンによる南亜科技への314億元出資、中国・蘇寧電器傘下のラオックスによる「台湾楽購仕商貿公司」設立のための2億8,000万元の出資も認められた。
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