ニュース 医薬 作成日:2016年6月1日_記事番号:T00064461
台湾東洋薬品工業(TTYバイオファーム)は31日、抗精神病薬「リスペリドン」の後発医薬品(ジェネリック医薬品)の特許権は同社に属し、2010年の晟徳大薬廠(センター・ラボラトリーズ)に対する開発委託契約は無効だとの立場を明らかにした。1日付経済日報が伝えた。
TTYの主張は、リスペリドンの後発医薬品は08年に同社が開発したもので、センターの董事長を兼任していた林栄錦元TTY董事長が独断でスイスのペーパーカンパニー「イノファ」にリスペリドンの後発医薬品を含む13種類の商品のライセンスを供与。さらに、林元董事長は10年にTTYの董事会を欺き、センターとの開発委託協定を結んだという内容だ。
これに先立ち、センターはリスペリドンの後発医薬品は同社がTTYに資金を提供し、開発を委託したものであり、権利はセンターに帰属すると主張していた。
両社の対立は開発委託協定の有効性が争点であり、TTY側はセンターを提訴する構えも見せている。
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