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オンラインゲームのXPEC、日本資本がTOBへ


ニュース 商業・サービス 作成日:2016年6月1日_記事番号:T00064464

オンラインゲームのXPEC、日本資本がTOBへ

 オンラインゲーム開発大手、楽陞科技(XPECエンターテインメント)は31日夜、戦略投資パートナーで日本資本の百尺竿頭数位娯楽が6月1日から7月20日までの期間に1株128台湾元(約430円)、総額48億6,000万元でXPEC株の公開買い付け(TOB)を進め、25.71%株式取得を目指すと発表した。百尺竿頭はこれまでにXPECに対し5%の出資を行っているため、今回のTOBが成功すれば持ち株率は30%を超え、同社の最大株主となる。1日付経済日報が報じた。

 TOB成立には経済部投資審議委員会(投審会)の審査で承認を得る必要があるが、実現すれば台湾のゲーム業界で過去最大の出資案件となる。

 百尺竿頭はもともと台湾の投資会社だったが、その後、日本企業に買収されて現在、経営戦略、法律などの専門家、樫埜由昭氏が代表を務めている。

 同社のTOBに対し、XPECは「事前に知らされていなかったため、きょう(1日)に臨時董事会を開き、対策チームを立ち上げるとともに、専門家に依頼して正式な対応を発表する」とコメントした。