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元太科技、ウォルマート向けESL受注か


ニュース 電子 作成日:2016年6月2日_記事番号:T00064483

元太科技、ウォルマート向けESL受注か

 2日付工商時報によると、電子ペーパー世界最大手の元太科技工業(イーインクホールディングス、EIH)が、米小売最大手、ウォルマートから電子棚札(ESL)を受注したとの観測が出ている。今月中に契約を結び、下半期にも出荷を開始する見通しだ。

 ウォルマートは世界に抱える1万カ所以上の拠点で従来型のタグからESLへの転換を進める計画で、今回、元太科技から調達するESLは2億枚に上り、今後3~5年をかけて出荷されると市場ではみられている。

 なおウォルマートのESL調達はその規模の大きさから、元太科技以外に、液晶ディスプレイ駆動ICチップの晶宏半導体(ウルトラチップ)、ESLモジュールの組み立てを手掛ける振曜科技(ネトロニクス)などサプライチェーン全体に恩恵が見込まれる。

 元太科技は現在、主力とする電子ブックリーダー向け事業以外のESL、ウエアラブル(装着型)端末向け事業の売上構成比が30%に拡大している。今年は商業用大型電子タグ、リモワのスマート型スーツケース、スマート型薬箱といった新製品向けの大幅増が見込まれるESL事業の売上高について、証券会社は2桁成長を維持すると予想している。