タッチコントローラＩＣ最大手、米シナプティクスは１日、裕隆集団の自社ブランド、納智捷汽車（ラクスジェン・モーター）など世界各国の自動車大手と、タッチコントローラＩＣや指紋認証ＩＣの統合チップを、車載用ディスプレイ制御システムなどインターフェースに導入することで提携すると発表した。２日付経済日報が報じた。
シナプティクスは、パソコンやスマートフォンに搭載するタッチコントローラ・指紋認証統合ＩＣの世界市場シェアが３分の２に上る。
同社は、タッチコントローラ、指紋認証、液晶パネル用ドライバＩＣの統合技術で、自動車メーカーのパートナーに選ばれていると説明した。ラクスジェンをはじめ、台湾、中国、日本、米国、欧州などの自動車メーカー大手を含む。
同社は、自動車のスマート化には完全なセキュリティーが必須で、これこそが同社が得意とする分野だと強調した。
