ニュース 医薬 作成日:2016年6月3日_記事番号:T00064518
バイオ新薬メーカー、中裕新薬(タイメド・バイオロジクス)の張念原執行長は2日、同社が開発したエイズ治療用の静脈注射剤「TMB-355」について、来年第1四半期にも米食品医薬品局(FDA)の医薬品認可を取得できるとの見通しを示し、合併療法を採用して事業展開を拡大したいと語った。3日付工商時報が報じた。
また同社にとって「TMB-355」に続く第2世代のエイズ新薬となる「TMB-365」について、今年末にも第1相臨床試験の実施申請を行い、2020年の医薬品認可取得を目指す考えを示した。張執行長によると「TMB-365」は米ロックフェラー大学から技術移転を受けた抗エイズ新薬だが、成分構成は既存薬を応用しているため、薬剤耐性はほぼないことが明らかだという。
なお張執行長は、世界におけるエイズ治療薬の販売額は170億米ドルで、その90%を欧米市場が占めると指摘。タイメドは販売権の授権により欧州やアジアの先進国への進出を計画しているが、中国市場についてはエイズ感染者は多いものの薬価が低いため、進出は考えていないと話した。
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