ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

銀行業界の中国延滞債権比率、過去最高1.2%に【表】


ニュース 金融 作成日:2016年6月3日_記事番号:T00064521

銀行業界の中国延滞債権比率、過去最高1.2%に【表】

 台湾の銀行が中国に開設した支店の延滞債権比率が過去最高の1.21%に達したことが分かった。3日付経済日報が伝えた。

/date/2016/06/03/bank_2.jpg

 金融監督管理委員会(金管会)が2日発表した市中銀行の経営状況によると、4月末現在で台湾の銀行の延滞債権は総額701億台湾元(約2,340億円)で、延滞債権比率は0.28%となり、前月を0.02ポイント上回った。延滞債権の増加は主に中国の支店によるものだった。

 中国の支店のうち特に多くの延滞債権を抱えているのは、台湾銀行(台銀)、台湾土地銀行、合作金庫商業銀行、第一商業銀行(ファースト・コマーシャル・バンク)、彰化商業銀行の5行で、一部の協調融資が延滞債権化したことが主因だ。

 うち福斯特紡織に対する協調融資では、幹事を務めた野村証券の香港法人を提訴する動きも出ている。野村が十分な情報開示を怠ったというのが提訴理由だという。