ニュース 運輸 作成日:2016年6月3日_記事番号:T00064523
2日に台湾北部で降った豪雨の影響で、桃園空港第2ターミナルでは地下部分が浸水した上、停電が起き、終日混乱が続いた。3日付蘋果日報などによると、桃園空港周辺では2日午前に3時間にわたり集中豪雨があり、第2ターミナルの地下部分や駐車場が浸水したほか、周辺の連絡道路も冠水した。
排水作業は2日午後4時20分に完了し、車の通行が可能となった(3日=中央社)
浸水の影響で、空港内の変電所にも水が入り、第2ターミナルでは停電が起きた。このため、手荷物を受け取るターンテーブルが停止した。第2ターミナルを出発する便の一部は、チェックイン手続きを第1ターミナルに変更した。
原因について、空港側は周辺を流れる埔心渓の水位が上昇し、大量のごみや流木が排水口を塞いだためだと説明した。しかし、桃園市政府は雨量のピーク時でも埔心渓の水位には余裕があったとし、現在施工中の桃園空港の滑走路修復工事などで排水が不十分だったことが原因だと反論した。
専門家は「浸水したとしても、1時間以内に引くのが当然で、これだけ長時間にわたり浸水が続いたのは、桃園空港の排水設計に問題があるためだ」と指摘した。
行政院の童振源報道官は、林全行政院長が「浸水事件は桃園空港の工事に重大な落ち度があった」と認識に基づき、交通部に業者の施工責任を追及するよう求めたと説明した。
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