ニュース 公益 作成日:2016年6月3日_記事番号:T00064526
台湾電力(TPC)第2原子力発電所(新北市万里区)2号機で先月発生した避雷器焼損事故について、時代力量の黄国昌立法委員は2日、記者会見を開き、TPC側が事故の詳細を隠蔽(いんぺい)しているのではないかと主張した。3日付自由時報が伝えた。
黄立法委員(右)は、写真はTPC従業員から提供されたもので、重大な事故だと主張した(2日=中央社)
黄立法委員は先月、現場視察を行った際の印象として、「爆発で全損し、黒焦げになった避雷器を見た」などと発言。TPC側が事故の隠蔽を図ったのではないかと疑問を呈した。また、TPC従業員から提供された社内メールからみて、事故当時、社内にかん口令が敷かれたと指摘した。
これに対し、TPCの蔡富豊副総経理は「事故は爆発ではない」と強調。同社の原発担当広報、林徳福氏は「事故原因は発電機の避雷器の接地電流によって生じたアーク放電であり、爆発とは異なる」と説明した。その上で、現在は専門家グループが事故原因の調査を進めているところであり、今月中にも行政院原子能委員会(原能会)に調査結果を提出するとした。稼働再開については、7月に総合テストを実施した上で判断する構えだ。
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