ニュース その他分野 作成日:2016年6月3日_記事番号:T00064528
信用調査会社の中華徴信所企業が2日発表した大手5,000社の2015年売上高は合計34兆9,700億台湾元(約117兆円)と、前年比9,673億元減少した。大手5,000社のうち増収だった企業は2,190社で前年比870社減少した。成長率は平均0.78%で、世界金融危機の影響を受けた08年に次ぐ過去2番目の低さだった。中華徴信所は、台湾経済が低成長時代に突入したと指摘した。3日付工商時報などが報じた。
鴻海精密工業の15年売上高は3兆6,376億元で過去最高を更新し、11年連続で首位だった。2位の和碩聯合科技(ペガトロン)は1兆534億元で、2兆元以上の差を付けた。
サービス業の15年売上高は首位が台湾電力(台電、TPC)で6,175億元だった。上位10社のうち、4位の中華電信が前年比4.8%増、7位の統一超商(プレジデント・チェーンストア)が1.58%増だったが、9位、10位にランクインした長栄航空(エバー航空)と陽明海運(ヤンミン・マリン・トランスポート)をはじめ残り全社が減収だった。
一方、上位5,000社の税引き前利益は前年比1,399億元増え、2兆9,800億元で過去最高を更新した。原油価格の大幅下落を受け、台湾電力(台電、TPC)が前年比502億元増え、大きく貢献した。
純利益は台湾積体電路製造(TSMC)が前年比16.18%増の3,065億元で、12年連続で首位を維持した。2位の鴻海は1,468億元だった。
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