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TPK5月は前年比35%減収、下半期から回復も


ニュース 電子 作成日:2016年6月4日_記事番号:T00064532

TPK5月は前年比35%減収、下半期から回復も

 タッチパネル最大手、宸鴻集団(TPKホールディング)が3日発表した5月連結売上高は57億5,700万台湾元(約190億円)で、前月比1.5%増収ながら、前年同月比では35.4%の減収となった。顧客の在庫調整が響いた。4日付工商時報などが報じた。

 第2四半期は製品の端境期だが、期末からウエアラブル(装着型)端末やタブレット端末としても使える2in1ノートパソコンの新製品の発売が始まる。またアップル製品向けへの供給も始まる見通しで、下半期は業績回復が見込まれる。

 アップルが早ければ2018年からスマートフォンにアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルを採用すると伝えられており、その場合、タッチコントローラーは外付け式タッチパネルとなると見込まれ、TPKは引き続き受注を獲得していく方針だ。また、フレキシブルタッチパネルの開発を受けて、従来のITOフィルムに代わり銀ナノワイヤ(SNW)またはメタルメッシュ技術が主流になるとの予測の下、SNW開発に注力する方針だ。第4四半期にはSNW新製品の発売も予定している。