ニュース 運輸 作成日:2016年6月4日_記事番号:T00064544
桃園国際空港の第2ターミナルで2日に浸水と停電が発生して業務に大混乱が生じ、約3万人の旅客に影響が出た問題について、空港側は周辺を流れる埔心渓の水位上昇が「元凶」と説明していたが、3日に現地調査を行った経済部水利署は、空港の排水機能に問題が生じたことが原因と指摘。人為的なミスが原因との可能性が強まったことを受けて空港運営会社、桃園国際機場公司の林鵬良董事長と費鴻鈞総経理が辞任意向を示した。4日付蘋果日報が報じた。
賀陳旦交通部長は、林董事長の辞意を受けて後任者を探しているところだと説明した(3日=中央社)
同日、桃園空港を視察し、水利署および桃園機場公司から聞き取りを行った林錫耀・行政院副院長は、今回の浸水は古い排水路(H幹線)が正常に機能しなかったことが原因との初期調査の結果を示した上で、2日以内に電力供給を完全復旧させるよう要求したと語った。
なお桃園機場公司関係者は、同空港の排水施設は約40年前に設計されたもので、極端な気象条件に遭遇した場合、対応できないため、現在、H幹線を拡大する工事が行われているが、来年下半期の完工を前に豪雨に見舞われてしまったと説明した。その上で今後、同様の状況に遭遇した場合は、ポンプの数を増やすなどして対応するとコメントした。
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