ニュース 政治 作成日:2016年6月4日_記事番号:T00064550
台湾智庫(台湾シンクタンク)が3日発表した世論調査によると、蔡英文総統の5月20日就任後の満足度は52.4%、不満足度は12.5%だった。林全行政院長の満足度は47%、不満足度は14.8%だった。台湾智庫は、1月の当選以来、新鮮味が薄れており、蔡総統の満足度が予想より低かったのは警告の表れだと指摘した。中央社が3日報じた。
蔡総統。学者は、就任後のハネムーン期間は予想ほど甘くないと指摘した(2日=中央社)
世界保健機関(WHO)の年次総会に当たる世界保健総会(WHA)で林奏延・衛生福利部長が一貫して「中華台北(チャイニーズ・タイペイ)」を用い、一度も「台湾」と発言しなかったことについて、満足度は34.8%にとどまった。今後参加するときには「中華台北」でなく「台湾」を使うべきと72.4%が回答した。台湾智庫は、蔡総統の支持者も不満足と回答していると指摘した。
食品の安全性に関して、たとえ国際機関が成長促進剤、ラクトパミン(中国語の通称・痩肉精)の残留を認めても台湾産の豚肉はゼロ検出であるべきと68.5%が回答、たとえ米国産豚肉の輸入を解禁したとしても、台湾産の豚肉はゼロ検出であるべきと64.3%が回答した。
新政府は食品の安全性を守るために、▽違法企業に重い罰則を与えるべき、56.7%▽食品の輸出入では検査、管理を強化するべき、50.8%▽生産履歴管理システム(トレーサビリティ)を完備するべき、30%──との回答率だった。
調査は5月30~31日に20県市で20歳以上の市民に対して電話で実施し、有効回答件数は1,157件だった。
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