ニュース 政治 作成日:2016年6月4日_記事番号:T00064552
陳菊高雄市長が都市交流を目的に訪中したいとの希望を表明し、蔡英文総統も支持する考えを示したものの、中国の対台湾関係にかかわりある幹部は2日、「両岸(中台)は根本的構造に変化が生じ『冷たい対抗状態』となったため、民進党陣営の首長の大陸(中国)訪問を認めれば外部に誤った印象を与えてしまう」と発言。蔡新政権が「一つの中国」を認めるまでは、国務院台湾事務弁公室(国台弁)と行政院大陸委員会(陸委会)、海峡両岸関係協会(海協会)と海峡交流基金会(海基会)のカウンターパートナーの交流のみならず、民進党首長による都市交流も中断させるとの考えを示した。4日付中国時報が報じた。
同幹部は、民進党の首長の訪中に当たっては「1992年の共通認識(92共識)」を明確に認め、「一つの国家の中での都市交流」であるとの立場を受け入れる必要があると指摘した。その上で、柯文哲台北市長が昨年上海を訪問した時点ではまだ「構造的問題」がなかったが、陳市長や林佳龍台中市長がこれから訪中を希望する場合、中国側の要求は当時よりも厳しいものとなるとの見方を明らかにした。
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