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「自ら慰安婦になった人もいた」、林行政院長が発言に謝罪


ニュース 政治 作成日:2016年6月4日_記事番号:T00064554

「自ら慰安婦になった人もいた」、林行政院長が発言に謝罪

 林全行政院長は3日、費鴻泰立法委員(国民党)の質問に対する答弁で、「慰安婦には多くの人がいた。当時、自らなった人も、強制的にさせられた人もいると思われる。新政権はさまざまな主張を尊重する」と発言した。これに費立法委員が「お前は中国人の恥だ」と怒りを示したため、林行政院長は議事終了後、「答弁は不十分かつ慎重さ欠いたもので、関係者を傷つけ社会の懸念を招いた恐れがある」とする謝罪コメントを発表した。4日付聯合報が報じた。

 費立法委員は質問で、「大中国史観」との批判を受けていた高級中学(高校)の学習指導要領の廃止方針を新政権が決めたことに対し、「慰安婦は日本によって強制されたのか、それでも自ら進んでなったのか」と内閣に認識を問いただした。費立法委員は外省人第2世代で、2009年まで統一派政党、新党に所属していた。

 林行政院長はコメントで、「いかなる時代、環境であっても女性は体制の暴力または社会的構造の要因によって、心身の自主性と尊厳を傷つけられてはならない」と付け加えた。