ニュース 石油・化学 作成日:2016年6月6日_記事番号:T00064568
台湾の石化大手や中国の中国石油化工集団(シノペック)が中国福建省の古雷半島で計画している石油化学プラントについて、李長栄化学工業(LCYケミカル、栄化)に撤退観測があらためて流れている。6日付経済日報などが報じた。
業界関係者によると、観測の元はLCYとシノペックの意見対立で、シノペックは、古雷プラントで生産されるプロピレンの独占を求めるLCYに対し不快感を抱いているという。李謀偉LCY董事長は先日、メディアに撤退説について問われた際、肯定も否定もしなかった。ちなみに同社は今年2月下旬にも撤退観測が流れており、今回で2回目となる。同計画からは、既に台橡(TSRC)と国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル)が撤退している。
プロジェクトの台湾側の招集人を務める台湾聚合化学品(USI)の呉亦益董事長は、LCYの撤退観測について、「LCYに代わって回答することはできない」と話した。「プラントは来年1月までに順調に建設されるのか」という質問に対しては、「われわれは一貫してその目標に向けて努力している」と述べた。
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