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日本・香港・マカオ人旅行客、4月は前月比30%減【図】


ニュース 商業・サービス 作成日:2016年6月6日_記事番号:T00064572

日本・香港・マカオ人旅行客、4月は前月比30%減【図】

 交通部の統計によると、4月の訪台日本人旅行客は前月比34.8%減、前年同月比16.6%増の延べ12万9,000人、香港・マカオ人旅行客は前月比32.8%減、前年同月比24%減の延べ11万1,000人、外国人旅行客全体では前月比12%減の91万人となった。6日付経済日報が報じた。

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 交通部関係者は、日本人旅行客が年度初めの4月に減少するのは例年通りとした上で、現在日台路線の格安航空会社(LCC)が増加しており、今後の旅行者増が期待できると自信を示した。ただ、4月の前年同月比16.6%増という数字では中国人旅行者の減少を補うには不十分で、交通部観光局は通年で前年比23%増の延べ200万人を突破することが望ましいとしている。

 一方、香港人旅行客は、航空チケットの価格が下がったことと、便数が増えたことで、ここ数年増加していたが、近年、香港の経済環境が悪化していることが市民の海外旅行に影響を与えていると分析した。

 張景森・行政院政務委員は今月中旬、東南アジア諸国連合(ASEAN)からの観光客増加に向け、▽過去5年以内に日米など先進国で電子ビザの発行を受けた者に対し、ノービザ(査証免除)での入境を認める▽ASEANの一部国家に対し試験的にノービザを導入する▽団体旅行客に対しビザの発給を簡略化する──などの政策を打ち出す計画で、これにより中国人観光客の減少を補う考えだ。