ニュース 社会 作成日:2016年6月6日_記事番号:T00064579
病気療養目的で仮釈放中の陳水扁元総統は4日、自身が設立したケタガラン基金会が台北市で開いた募金目的の食事会に出席した。5日付蘋果日報が報じた。
会場に向かう陳元総統(前右2)。食事会には、陳元総統の姿をひと目見ようと大勢の支持者が訪れた(4日=中央社)
陳元総統は仮釈放中で行動に制約を受けており、台中監獄(刑務所)との事前調整に従い、取材には一切応じず、個室内で旧友らと会い、2時間ほどで会場を後にした。
民進党には陳元総統が政治的な活動を行い、物議を醸すのではないかとする懸念が存在したが、刑務所側との約束が守られたことで、同党幹部は胸をなで下ろしている。
陳元総統の長男、陳致中氏は事前に「公の発言は行わず、取材も受けない」と説明していたが、現場では刑務所側が監視の目を光らせ、ピリピリしたムードが漂った。
陳元総統が食事会への出席にこだわったのは、蔡英文政権発足を受け、赦免へのハードルが下がったとの判断から、同政権への「暗黙のアピール」と受け止められている。
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