ニュース 電子 作成日:2016年6月7日_記事番号:T00064586
IC設計大手、聯発科技(メディアテック)が6日発表した5月連結売上高は、前月比7.01%増、前年同月比60.87%増の246億3,600万台湾元(約820億円)で、2カ月連続で過去最高を更新した。中国など新興市場の需要が好調だった。7日付経済日報が報じた。
同社は先日、第2四半期のスマートフォン、タブレット端末用チップの出荷数は前期比3~4割増の1億3,000万~1億4,000万セットと予測している。
証券会社は、ライバルである中国の展訊通信(スプレッドトラム)のスマホ用チップ生産に技術上の問題が発生したとみられること、広東欧珀移動通信(OPPO)のスマホ「R9」の販売好調で、メディアテックはロー~ミドルエンドスマホ用チップ「MT6755」「MT6735」の受注が増加したと指摘した。
政府への働き掛けを否定
経済部関係者が「メディアテックから中国側による資本参加申請や中国子会社の売却に関する申請は受け取っていないが、メディアテックはさまざまなルートでの働き掛けを強めている」と発言したことに対し、メディアテックは6日、事実無根だとコメントした。李世光経済部長の「ハイテク産業への投資は国家安全と台湾の産業競争力と密接に関連している」との発言に対し、同社は、同社製品は主に消費者向け電子製品で国家安全とは関係がないと指摘。台湾政府の政策がどちらに進もうとも法律は順守すると強調した。
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