ニュース 電子 作成日:2016年6月7日_記事番号:T00064587
半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手、矽品精密工業(SPIL)の5月連結売上高は前月比9.3%増、前年同月比0.7%増の74億6,100万台湾元(約250億円)で、過去2番目の高水準となった。同業大手、京元電子(KYEC)の5月連結売上高は前月比7.1%増、前年同月比18.8%増の17億1,400万元で、3カ月連続で過去最高を更新した。中国のスマートフォンメーカーの調達増加で受注が増えた。7日付工商時報が報じた。
証券会社は、半導体サプライチェーンの在庫が適正水準に戻り、最近は最終製品の需要が回復しており、SPILは携帯電話用チップ、GPU(グラフィックスプロセッサー)、パワーマネジメントIC(PMIC)などの受注が増えていると指摘。第2四半期の連結売上高は前期比5~11%増と予測した。
KYECの5月増収は、3月から中国でロー~ミドルエンドのスマートフォン販売が増え、聯発科技(メディアテック)、オムニビジョン・テクノロジーズからのCMOSイメージセンサー受注が増えたことや、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)向けのプロセッサー「Kirin」などの受注を獲得したことが貢献した。同社は携帯電話用チップ、CMOSイメージセンサー、GPU、FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)受注が好調で、証券会社は、第2四半期連結売上高は前期比15%増と予測した。
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