ニュース 電子 作成日:2016年6月7日_記事番号:T00064589
宏達国際電子(HTC)が6日発表した5月売上高は前月比17.4%増、前年同月比37.41%減の67億5,300万台湾元(約225億円)で今年最高となった。ただ、スマートフォン新旗艦機種「HTC 10」の販売が期待していたほど伸びず、市場の予測を大幅に下回った。6月売上高も改善が期待できないことから、現時点で第2四半期の損益均衡達成は不可能となった。7日付工商時報などが報じた。
5月売上高は、「HTC 10」の米国などでの発売や、ヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)「HTC Vive」の出荷開始により、100億元の大台に乗るとの観測もあった。しかし「HTC 10」は発売わずか半月で勢いが減退。また「HTC Vive」は月間出荷台数が3万台前後、売上高は5億~10億元だったとみられ、増収への貢献は限定的だった。
1~5月売上高は273億2,000万元で前年同期比58.51%減となった。スマホ新機種は、発売当月に販売台数が伸びなかった場合、その後巻き返すのは困難なことから、6月以降の販売台数も期待はできないとみられ、スマホ事業は第3四半期も損益分岐点に達することは難しいとみられる。
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