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桃園空港浸水は人為的要因、行政院が報告


ニュース 運輸 作成日:2016年6月7日_記事番号:T00064600

桃園空港浸水は人為的要因、行政院が報告

 2日に集中豪雨で桃園空港の第2ターミナル地下部分などが浸水したことについて、行政院は6日、調査報告を公表し、行政院公共工程委員会(工程会)の呉宏謀主任委員は「浸水は(周辺を流れる)埔心渓とは無関係で、人為的要因によるものだ」と結論付けた。7日付中国時報が伝えた。

/date/2016/06/07/13taoyuan_2.jpg呉主任委員(左)は、空港の対応の拙劣さを厳しく指弾した(6日=中央社)

 報告は浸水の具体的理由について、「(排水路の)ボックスカルバート(主に排水路用に埋設される箱型の管)に砂利が堆積し、排水不良を起こしたほか、空港の防水ゲートを閉鎖するのが遅れたため」と指摘した上で、空港側に1週間以内に排水系統を全面的に見直すよう求めている。

 報告はまた、浸水当時の桃園空港の3時間雨量は151ミリで、排水能力が正常に機能していれば、浸水が起きなかったとの見方も示した。

 一方、交通部は6日、空港を管理する桃園機場公司の林鵬良董事長、費鴻鈞総経理を解任することを決めた。交通部はまた、半年以内に専門家を集め、1カ月かけて空港の排水設備をめぐる見直し計画を取りまとめるとした。

 桃園空港では浸水当日、空港運営が混乱する中、従業員の一部が午後5時の定時に帰宅していたことも判明し、批判にさらされている。