ニュース 電子 作成日:2016年6月8日_記事番号:T00064614
8日付電子時報によると、中国のファウンドリー業者は今後5年間で10基以上の12インチウエハー工場の設置を計画しており、さらに業界世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の既存設備と同様の設備を購入して、同社に準ずるサービスを提供することでシェアの拡大を狙っているとされ、設備メーカーにとって重要な受注ターゲットとなりそうだ。
台湾の半導体製造設備業者によると、TSMCの今年の設備調達計画は既に策定済みで、今後、設備投資額が上方修正されない限り、新たな受注増は見込めないという。しかし、同社が現在注力する7/10ナノメートル製造プロセスの開発は予想以上の進捗(しんちょく)を見せており、下半期に新たな設備の調達先をリストアップする可能性があり、設備メーカーが受注獲得に激しい競争を繰り広げると予想される。
一方で中国のファウンドリー業者による相次ぐ新工場設置に伴う旧世代設備の調達が、TSMCからの受注争奪戦に敗れた設備メーカーにとって次の戦場となりそうだ。
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