ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2016年6月8日_記事番号:T00064618
中国鋼鉄(CSC)は、第3四半期の熱延オファー価格を1トン当たり60米ドル引き上げた。ここ数週間、中国の鉄鋼価格が下落しており、熱延を原料とする川下の単圧メーカー、燁聯鋼鉄(YUSCOステンレス・スチール)、裕鉄企業、盛餘(SYSCO、センユースチール)が中国製品との価格競争において不利となる。ただCSCは、川下の競争力を十分に考慮した上での価格だと説明した。8日付経済日報が報じた。
CSCの熱延価格は値上げによって1トン当たり450米ドルとなる。現在、中国の鉄鋼価格は、熱延が1トン当たり370米ドル、熱延を加工して作る冷延が410米ドルで、CSCの熱延価格が中国の冷延よりも40米ドル高くなり、中国メーカーの加工製品価格が台湾メーカーの未加工製品よりも安いという逆転現象が起きる。
大手鉄鋼メーカーは、現在、鉄鋼価格は低水準で移行しており、市況と逆行した動きは業界全体に有利にはならないと懸念を示したが、CSCは、川上・川下が共に発展するために第3四半期の市況変化をしっかりと観察したいとしている。
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