ニュース 自動車・二輪車 作成日:2016年6月15日_記事番号:T00064699
中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)は、工場などで利用される無人搬送車(AGV)への参入を発表した。既に台湾や中国など4カ国・地域の15社から受注している。15日付工商時報が報じた。
世界1,000億元以上の商機に挑む(同社リリースより)
中華汽車は、裕隆汽車製造(ユーロン・モーター)、中国の神農汽車などの自動車メーカーや、▽発光ダイオード(LED)大手の億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)▽製靴最大手の宝成国際集団(PCG)▽プリント基板(PCB)最大手の欣興電子(ユニマイクロン)──などから受注した。今後3年で売上高5億~8億台湾元(約16億~26億円)を見込む。
中華汽車によると、AGVの年間市場規模は▽欧州、400億元▽米国、300億元▽中国、15億元▽台湾、15億元──。中国と台湾市場は今後6年、毎年36~52%成長し、その他地域は8.5~11.2%成長すると見込む。
中華汽車のAGVは、電動自動車(EV)や電動バイク技術を利用して、傘下の緑捷(グリーントランス)が開発。許容荷重は150~2,000キログラム。デジタルシミュレーション技術を持つ会社と提携し、台湾や海外に販売する。
研究によると、製造過程のうち製造や加工の時間は5%にすぎず、95%の時間は運搬や積み荷などに費やされており、AGV導入で物流コストを引き下げることができる。
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