ニュース 運輸 作成日:2016年6月15日_記事番号:T00064706
15日付聯合報によると、桃園国際空港で今月2日に豪雨と落雷に伴う大規模な浸水と停電が発生するなどトラブルが続く中、蔡英文総統は部会(省庁)のトップらを集めて11日に開かれた会議で、台中市の林佳龍市長から台中空港(清泉崗空港)の機能を強化すれば桃園空港の負担を分散できるとの提言を受けたことに言及しつつ、桃園空港の第3滑走路建設と台中空港(清泉崗空港)の拡張を合わせて検討するよう交通部に指示したもようだ。
林台中市長は「リスクの分散および国土計画の視点から桃園空港の第3滑走路建設は不適切」と指摘。新たな滑走路が建設されれば同空港の旅客数は年間数千万人に増えることになり、その負荷に耐えられるか疑問だと強調した。そして、「卵を一つのカゴに入れる」リスクを避けるため各空港には延べ5,000万人を基準に総量規制を設けるべきとの考えを示した。
ただ、交通部民用航空局(民航局)関係者は、台中空港では1,500ヘクタール余りの敷地が民間用と軍事用に併用されているが、民間用スペースは5.66ヘクタールと非常に狭いため、同空港の拡張が実現するかどうかは軍が軍用地の提供に同意するかが鍵となりそうだ。
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